2014-01-01から1年間の記事一覧

閑話休題

他の記事と、テンション違いますがたまにはこんなのもよかろうもんです。思ったことをつらつらとつづる。図書館にはたくさんの死角がある。防犯上は本来好ましくないことであろうが、私はここを好いている。 自殺防止の取り組みをしている図書館がある、とい…

デジタル技術と肖像写真

ヴァルター・ベンヤミンは『複製技術時代の芸術作品』において「はるかな恋人や個人を追憶するという礼拝的行為のなかに、映像の礼拝的価値は最後の避難所を見いだす」といい、肖像写真がアウラの最後の砦であるとしました。決して改変されず、時の移ろいと…

ベンヤミン『複製技術の時代における芸術作品』

今、森美術館でやっているウォーホル展について知人と話をしていた時「版画なら美術館までわざわざ足を運ばなくったって印刷物で十分じゃないか」と言われ、あ、これは、と思いました。アウラという言葉を耳にしたことがありますか。アウラとは何かというこ…

「吉本新喜劇×ヤノベケンジ」

大衆芸術と言われてなにを思い浮かべますか。落語、歌舞伎、新劇、マンガ、アニメ…。日本で芸術、美術という言葉が使われるようになったのは明治になってからのこと。外国から輸入した言葉です。以降、大衆芸術と純粋芸術という線引きが生まれました。サブカ…